ありがとう・・・・

お母さん、
ありがとう・・・。



実は、自分の母は、
6年前に脳梗塞で、倒れました。


それ以後、記憶もなくなり、
家族もわからず、

"自分が、あなたの息子だよ"
って、言っても理解できません。


おそらく、
自分自身、
誰か わかっていなかったと思います。


自分で歩く事もできず、
食事、トイレも介護なしでは、
できなくなりました。


ずっと介護施設に入っていました。

はじめは、週3日。
そのうち、だんだん悪化していき、
完全に施設へ。


一年前から、
食事ができなくなり、

病院に移り、
一日中点滴をつける事に。


このあたりから、
ほとんど、
ただ生きているだけ、
延命治療
と言えると思います。


そのうち、
医師から、点滴では、
難しくなってきたので、


腹壁を切開して、胃内に管を通し、
食物や水分や医薬品を
流入させ投与する
”胃瘻治療”

の方がよい、と。



本人の母は、何もわからず、
身体に穴を開けるって、
どう思っているのだろうか?

痛くないの?
苦しくないの?


自分はできたら、
母の身体に
たとえ、小さな穴なんかでも
開けてほしくない。


あまりの延命治療の結果、
人間として、
悲惨な姿になるような事も
あるらしい・・・。


でも、父の本心は、
そう、したかったようです。


この6年間、
父は、ずっと毎日、
母を看護し、

身の回りの世話などを
してきている。


そんな父の気持ちは、
誰も文句は言えないだろう。


父にはしては、
どんなかたち、状態でもいいので、
ただ、生きていてくれたら、

それだけで、いいのだろう・・・

ひょっとして、父が
一番つらいのかもしれない・・・。



延命治療って
いったい、誰のため?

患者本人の意思、希望、尊厳がない
ところの治療って、
どうなんでしょうか?


医療の進歩って、
逆に、患者の苦しみを
ただ、延ばすだけという事だけには、
あってほしくない。


本人は、きっと、
まだまだ生きたかっただろう


でも、こんな治療で生きる事、
本当に望んでいたの?



ただ母には、
もっと、もっと、
長生きして
いて欲しい、

欲しかった・・・。



悩みましたが、
結局・・・・


胃瘻治療はやらず、
できなかったです。



そんな母が、
17日夜、他界しました。

とても穏やか顔でした。



辛かっただろう
治療生活から解放され、
やっと、
楽になれたのですね。


今まで、
頑張って生きてくれて、
ありがとう。


就職で、
東京に行く事になり、

たった23年間しか
一緒に暮らせず、


何も親孝行も
しておらず、

こんな息子でしたが、
今まで、ありがとう。


あなたの息子で
よかったです。


そして、
産んでくれて、

本当にありがとう。


・・・実家の梅の木が、
とても綺麗でした。


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この記事へのコメント

2015年04月01日 17:47
お母さまのご冥福を心よりお祈り申し上げます。

息子さんからこんなに想われるお母さま
素敵な方でしたのでしょうね。

sato
2015年04月01日 23:33
ぷるるんさん、
ありがとうございます。

はい、
とても優しい母でした。

今では、
もっと一緒の時間を持ち、
もっと、親孝行していたら、
・・・と、
後悔ばかりです。
mayu
2015年04月24日 21:51
私も・・お母様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

私の祖母も同じような感じで、satoさんの葛藤、お父様の気持ち分かる気がします。
難しいですよね・・・。

祖母の件があって、延命治療になった場合、自分はどうして欲しいか、家族で話し合いました。
sato
2015年04月25日 21:40
mayuさん、
ありがとうございます。

ほんと、こんな事、
全然、無関心でしたし、
テレビのドラマや
小説の世界やと
思っていました。

実際、体験してみて、
これからの
自分の事、家族の事、
日頃から、話合う姿勢って、
大事ですね。

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